色の体験談④ 鎧の色で守りたいものは? ~黒のお話~
こんばんは。
カラーセラピスト咲凛(えみり)です(^^)/
あなたには、人に見せたくないものはありますか?
隠したい、守りたい、一線を画したい…そういうものがあるとき、無意識に選びたくなる色があります。
それは…

「黒」です。
例えば、「本心」だったり、「ウソ」「体形」「弱み」「プライド」「コンプレックス」「過去」…などなど。
人によって、そのときの状況によって、いろいろあると思います。
もちろん、黒を選んでいるからといって、必ずしも何かを隠したいときとは限らないけれど…。
そういうときには黒を手に取りがちだということ。
今日は、そんな「黒」に関する私の体験談を書いてみようと思います(*^^*)
30代前半。カラーを学び始めるまでは、特に深く考えることもなく、洋服の色なども普通に好きなものを選んでいました。
もちろん黒も。
ワンピースやセーター、スカート…合わせやすいし、改まった場にも無難にコーディネートできるので、オールシーズン使っていたと思います。
でも、カラースクールに通って、いろんな側面から色を学び、自分に似合う色を知ったりするうちに、まったく黒が欲しいと思わなくなりました。
数年間、いっさい黒い服を着なかった時期があったのです。(葬儀のとき以外は)
そのときは、「私には黒は必要なくなったんだ」と思っていました。
ずっと自分が何をやりたいのかわからず、自分に自信がなかったので、「カラー」に出会って私は変わったのだと。カラーセラピストのスキルを身につけ、色と心の関係を学んで、以前より自分を好きになれた気がするし。(母からも「明るくなった」と言われました。もともと暗くはないけれど^^;)
“黒に隠して(守って)もらう”必要がなくなった…そう思っていたのです。でも…
数年たったあるとき、もしかしたらそうではないのかも…?と感じた瞬間がありました。“必要ない”んじゃなくて、反対に、“黒に恐怖心を持っている”のかな…?ふとそう思ったのです。

実際に黒い色を見ても、怖いと感じるわけではありません。でも、黒を着ることで、何かを否定するような、覆われつくしてしまうような、屈してしまうような…ただそれを避けていただけなのかな??と。うまく言葉にできないけれど、黒という鎧に守られることに抵抗していたのかも。
黒は、すべてを覆い隠す闇の色。都合の悪いものを隠してくれる色でもあるし、すべてを呑み込んでしまうほどの、抗えない強さの色。
守ってくれる鎧の色でもあるけれど、頼り過ぎていると、いつの間にか依存してしまう色…。
私は黒には頼らない…そんな変な意地を張っていたのかなあ。無意識に。
今も黒を身につけることは少ないですが、受け入れることはできるようになりました。私に似合う(顔映りの良い)色ではないので、使い方に気をつけつつ黒を楽しめるようになってきたので…ちょっとは成長したのかな~(笑)
そんなことがあったからというわけではありませんが、「黒」についてとことん掘り下げるマニアックなカラー講座もやっています♪
黒のもつストイックなイメージとは程遠い私ですが、黒をカッコよく使いこなせる女性には憧れますね♡
深い深い「黒」という色の世界。また別の機会に違う視点から書いてみようかな。
